カテゴリー: ゴミの減量化

  • ゴミ問題に関する市政一般質問

    2026年3月12日

    郡山市では、人口減少が進む一方で、一人あたりのごみ排出量は横ばい、地域コミュニティの弱体化や集合住宅の増加、大学生の転居集中など、社会構造の変化がごみ問題を複雑化させており、市民生活の基盤である「ごみ集積所」をめぐる課題は年々深刻さを増しています。集積所の確保が難しくなり、管理者の高齢化によって維持が困難になる地域が増え、さらにカラスによる散乱被害が市民の生活環境を脅かしています。町内会に加入していない集合住宅が増えることで、集積所の利用に関する不公平感が生まれ、地域の分断を招くケースも見られます。また、大学生の卒業・転居期には大量のごみが発生し、集積所の溢れや不法投棄が毎年のように繰り返されています。

    まず、集積所の確保が困難になっている現状について伺います。市として、現在どれほどの集積所が設置され、どの程度の新規設置相談や管理者不足の相談が寄せられているのか、実態をどのように把握しているのでしょうか。特に新興住宅地や集合住宅周辺では、設置場所そのものが見つからないという声が増えていますが、市はこの状況をどのように分析しているのか。また、管理者の高齢化によって担い手が不足している現状をどのように捉えているのか、見解を伺います。

    続いて、カラス被害への対策について伺います。市民からは、カラスによるごみ散乱の相談が増えており、ネットをかけても隙間から荒らされる、ネット自体が軽くて風でめくれてしまうといった声が寄せられています。市として、カラス被害の相談件数をどのように把握し、現在の対策をどのように評価しているのでしょうか。他都市では、折りたたみ式のごみボックスや重り付きネット、カラスが嫌う色や素材を用いたネットなど、より実効性の高い対策が導入されています。郡山市として、こうした新たな対策の導入を検討しているのか。また、ネットの質や形状の改善を市として支援する考えがあるのか伺います。

    次に、町内会に加入していない集合住宅への対応についてお尋ねします。集合住宅の増加に伴い、町内会に加入しないまま町内会が管理する集積所を利用するケースが増え、地域住民の不公平感やトラブルにつながっています。市として、町内会未加入の集合住宅がどれほど存在し、そのうちどれだけが町内会集積所を利用しているのか、実態を把握しているのでしょうか。また、未加入集合住宅に関するごみトラブルの相談件数をどのように認識しているのか伺います。さらに、未加入集合住宅が地域運営に与える影響について、市はどのように分析しているのかお聞かせください。

    集合住宅のオーナーに対する働きかけについても伺います。市として、オーナーに対し町内会加入の案内や集積所ルールの説明を行う仕組みは整っているのでしょうか。他都市では、新築時に町内会との協議を義務化したり、オーナーの説明責任を明確化したり、未加入物件に対して個別集積所の設置を指導するなど、具体的な取り組みが進んでいます。郡山市として、こうした制度を導入する考えがあるのか。また、オーナーが町内会と連絡を取らず、住民が地域から孤立する事例も見られますが、市が仲介役として調整を行う仕組みを検討できないか伺います。

    町内会への情報開示と連携強化についてもお尋ねします。町内会は地域の基盤ですが、集合住宅のオーナー情報や管理会社情報が共有されないことで、住民の把握やルール周知が困難になり、トラブル発生時に連絡が取れないという問題が生じています。市は、こうした情報をどの範囲で町内会に提供しているのか。また、個人情報保護の観点から制約がある場合、町内会が困らないようにするための代替手段をどのように用意しているのか伺います。さらに、市がオーナーと町内会の橋渡し役を担う仕組みを導入する考えがあるのかお聞かせください。

    最後に、大学生の卒業期に発生する大量廃棄への対応について伺います。郡山市は大学や専門学校が多く、毎年二月から三月にかけて大量の粗大ごみや可燃ごみが発生し、集積所の溢れや不法投棄が繰り返されています。市として、この時期の粗大ごみ申込件数や可燃・不燃ごみ量、不法投棄件数の増加をどの程度把握しているのでしょうか。大学周辺の集積所で発生する散乱や溢れについて、市はどのように認識しているのか。また、大学との情報共有はどの程度行われているのか伺います。

  • ゴミ減量化

    郡山市のゴミ減量化

    概算ですが、郡山市のゴミの処分に掛かる費用は年間30億円余り、市のリサイクルの収入は7億円ほど。家庭ごみと事業ゴミ、市が責任を持つ範囲の一般ゴミの一人当たりの量は令和5年度までの4年の間は中核市で最も多い、1日あたり一人に換算すると1200gほど。ゴミの減量化は令和6年度以降、徐々に進んでいますが、まだ、最下位の汚名を拭いきれていません。この課題への取り組みは市民と事業者、そして市がスクラムを組んで進めるべきと考え、これからは、特に事業者へ働きかけたいと考えています。(2026.2.14)

    1. 家庭ごみの増加と分別のばらつき

    • 郡山市は人口規模が大きく、家庭系ごみの量が安定して多い
    • 特に「可燃ごみ」に資源が混ざるケースが多く、資源化率が伸び悩む
    • 高齢化に伴い、分別が難しい世帯も増えている

    2. プラスチックごみの扱い

    • プラ製容器包装の回収は行われているが、汚れや分別ミスで再資源化できない割合が高い
    • 事業系プラごみの削減も課題で、飲食店・小売店との協働が不可欠

    3. 食品ロスの多さ

    • 家庭・事業所ともに食品ロスが多い
    • 学校給食や地域イベントでの食品ロス削減は進んでいるが、家庭レベルの行動変容はまだ道半ば

    4. リサイクルの“質”の課題

    • 回収量はある程度確保されているが、
      「きれいに洗う」「素材を見分ける」などの細やかな行動が定着しにくい
    • 結果として、リサイクルに回せない“もったいない資源”が多く発生

    5. 市民参加の仕組みが限定的

    • 市の施策は整っているが、
      “自分ごと化”につながるストーリーや参加の場がまだ少ない
    • 特に若い世代や子育て世代の巻き込みが課題

    どうすれば前に進めるか

    1. 「地元の食」と「食品ロス削減」

    • 地元農家と学校・家庭をつなぐストーリー
    • 食べものの背景を知ることで、捨てにくくなる心理的効果
    • 子どもを起点に家庭の行動が変わる

    2. 分別を“やさしくする”デザイン

    • 高齢者にもわかりやすいピクトグラム
    • 透明袋の活用や、分別の「迷いポイント」を減らす工夫
    • 町内会単位のミニ講座や、子どもが先生になるワークショップ

    3. 地域コミュニティと連動した資源循環

    • 公民館・学校・商店街を拠点にした小さな回収拠点
    • リユース市やフリマの常設化
    • コミュニティガーデンでの堆肥活用

    4. “楽しい減量化”の仕掛け

    • スタンプラリーやポイント制度
    • 子どもが参加したくなる「ごみゼロチャレンジ」
    • SNSでの「今日のリサイクル小さな工夫」共有

    郡山市のごみ減量化は、単なる“技術的な分別”ではなく、
    暮らしの文化をどう育てるかという問いに近い気がします。